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開幕投手

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 中日の柳裕也投手(31)が、27日にマツダスタジアムで行われる広島との開幕戦で自身2年ぶりに開幕投手を務めることになった。1日のDeNA戦後に井上一樹監督(54)が公表した。

 井上監督は「WBCのからみとかいろいろありますけど、オープニングでも普通に一番淡々と投げてくれるのかなと思う選手を探したときに柳になった」と語った。

 柳は2017年に明大からドラフト1位で中日に入団。19年に初めての2桁勝利となる11勝を挙げると、21年には11勝6敗、防御率2・20で最優秀防御率、最多奪三振の2冠に加えてベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞した。24年には自身初となる開幕投手を経験。敵地・神宮球場でのヤクルト戦で6回途中までを8安打2失点(自責1)で勝ち負けは付かなかった。

 プロ10年目の今年の春季キャンプでは2年目から続けていたセットポジションでの投球からキャンプイン直後にノーワインドアップ投法に変更。2月19日の練習試合・日本ハム戦(北谷)で今季実戦初登板し、2イニングを打者6人に抑えるパーフェクト投球を披露した。同27日の侍ジャパンとの壮行試合では2イニングを投げて2被本塁打の3安打4失点。柳本人が「いい球も悪い球もあった。切り替えて頑張りたい」と話せば、井上監督も「評価がぐんと下がったっていうことはない」と信頼を寄せていた。

 開幕戦の地・マツダスタジアムは相性は悪くない。昨季までにマツダスタジアムで23試合に登板して10勝8敗と2つ勝ち越して防御率3・03の成績を残している。5日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に先発陣の軸として期待される高橋宏と金丸が日本代表「侍ジャパン」に選出されてシーズン開幕に間に合うか不透明な中、経験豊富な31歳に白羽の矢が立った。

 昨季シーズン中に取得した国内FA権を行使せずに中日と3年契約を結んだ柳。竜の2026年シーズンを占う一戦で先発マウンドに立つ。

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◇5日 中日春季キャンプ(沖縄・北谷)

 いざ、「開幕投手総選挙」だ!! 3月27日の広島戦(マツダ)の開幕投手争いに、中日の金丸夢斗投手(23)に続いて松葉貴大投手(35)が立候補した。井上一樹監督(54)は立候補を大歓迎。他にも有力候補は多く、同監督は今月下旬までに開幕投手を決める考えを示した。

 世間では総選挙に向けた活動が佳境を迎える中、竜の「開幕投手総選挙」の火花も飛び始めた。読谷組から北谷組に合流した松葉が、あらためて開幕投手への立候補を宣言。そのことを知らされた井上監督は「松葉が立候補したの? 選挙の時期やしね」と冗談を交えながらも、「おれがいきますよ、というのを示してくれるのはすごくありがたい。頭に入れておきます」としっかりと意志を受け止めた。

 竜のエースは昨季、初めて開幕投手の大役を務めた高橋宏。ただ、今年は特別な事情がある。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、最長で3月17日の決勝戦までは日の丸を背負って戦うことになる。そうなれば、同27日の開幕戦までは10日もない。

「宏斗のWBCでの使われ方、調整のでき加減を踏まえて考えますけど、例年なら中8日、中6日と(段階的に)プランを立てられるところが立てられない。見切り発車ということはしたくないので、ちょっと難しいのかな…」と指揮官。高橋宏以外の投手から選ぶのが現実的になりそうだ。

 そうなれば、まず名前が挙がるのは今季の先発陣の両輪として高橋宏とともに井上監督から期待をかけられる金丸だ。

 「もちろん狙っています。任せてもらえるようなアピール、状態をつくってシーズンを迎えたい」と本人もやる気満々。さらに、この日は北谷で70球を投げた松葉も「現役中に一度はやってみたいという気持ちは、もちろんある。いつ何を言われてもいける心と体の準備だけは常にやっておく」と意欲を燃やした。

 両投手の「立候補演説」に、井上監督は「いつ、そういう政見放送みたいなのがあったの?」と苦笑い。ただ「立候補した中からえーらぼ、じゃなく、開幕カード、次のカードと考えた時に何がベストか(考慮する)」と立候補していない選手から選ぶ可能性にも含みを持たせた。

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◇3日 中日春季2軍キャンプ(読谷)

 中日・大野雄大投手(37)が3日、オキハム読谷平和の森球場で今キャンプ2度目のブルペン投球を行い、4年ぶり5度目の開幕投手に名乗りを上げた。「(照準は)開幕でしょ。金丸はまだ早いでしょ」。11勝で昨季のチーム勝ち頭だった左腕は、自分を乗り越えろと言わんばかりだ。

 昨季の開幕マウンドは高橋宏。「宏斗はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に行くので、ちょっと調整が必要と思うので」と笑わせた。

 今季の開幕は相性が良くないマツダスタジアムが舞台だが、「そんなの関係ないぞという気持ちで」。これだけ言えるのも、体調が良いからだ。「活躍した次の年は、いい意味で不安な気持ちで緊張感を持ってキャンプインしているのが、良い状態につながっている」

 5日からの第2クールでは打撃投手に登板する予定で、いつも以上に調整は早い。この日はスタッフを打席に立たせるなど28球。スラーブも含め、全球種を試した。「開幕投手は、みんなで競い合っていけばいい」。プロ16年目の左腕が壁になり、先発陣の底上げにつなげる。

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