◇3日　ウエスタン・リーグ　中日5―4ソフトバンク（ナゴヤ）

　中日・土生翔太投手（24）が3日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦（ナゴヤ）に先発し、6イニングを投げ3安打3失点に抑え、2軍戦ではあるもののプロ初勝利を挙げた。試合は中日が5―4で勝った。
　2年目の土生が”プロ初勝利”を手にした。ウイニングボールは手にしていないようだが「勝てたのはうれしいですけど、後半失速した部分があったので、そこは突き詰めていきたいと思います」。うれしい気持ちがあった反面、試合後は真っ先に反省の言葉を口にした。
　序盤からテンポ良く投げ込み、初回は三者凡退と最高の立ち上がりを見せた。2回以降も打たせて取る投球で、一人も走者を許すことなく4回までパーフェクト。そこまで38球の省エネ投球も、5、6回と制球がばらつきはじめ3失点してマウンドを降りた。
　落合2軍監督は「先発はゲームをつくることが大事なので（最近）3試合はつくれている。ただ、球数もそんなに投げていないのにバテるのがちょっと早いかな。そこだね。いろいろ勉強するところはある」と語った。
　1年目の昨季は開幕1軍入りも7試合の登板にとどまっただけに今季こその思いは強い。「いつチャンスが来るか分からないので、1試合1試合、大事にやっていきたいと思います」と気合を入れ直した。



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