中日の新外国人、カイル・マラー投手(27)が9日、今キャンプ初の打撃投手を務め、最速153キロをマークした。変化球の制球に苦労したものの、威力抜群の速球は先発投手としての期待大。焼き肉好きであることを明かした左腕は、井上一樹監督(53)がプロデュースする焼き肉店の割引券ゲットを目標に掲げ、フル回転することを誓った。
一球で、能力の高さを見せつけた。マラーが日本で初めて打者相手のマウンドに立った。その初球。直球が来るとわかっていたにもかかわらず、村松のバットが空を切った。「何を投げるか事前に言っている中で空振りを取れたのは良かった」と思わずニンマリ。村松、福永相手に計32球を投げ、直球でファウルを取ったり詰まらせたりする場面が目立った。
「全体的に良かった。球速も満足している。ただ、気持ちが入り過ぎてボール球が多かった」。直球の最速は153キロ。今キャンプでは1日のブルペンで高橋宏がマークした152キロが最速だったが、201センチ、113キロの超大型左腕があっさり超えていった。
一方で、本人が振り返る通りボール球が17球。カット、スイーパー、チェンジアップ、カーブと変化球も全球種を投じたが、見逃される場面が多かった。「投げ急がないように、というところ。そうすれば体もリラックスしてゾーンにいきやすくなる」
そんな期待の先発左腕は、初の日本でのキャンプにも適応している。「ご飯がおいしいし、雨が多いけど沖縄は景色がきれいで居心地がいい」。来日してからは焼き肉や和牛のステーキにハマっているという。「個人的には肉系が好き。米国時代もオフにはいつも2ポンド(約900グラム)くらいステーキやハンバーグを食べていました」
そんな肉好きのマラーにとって、最高の監督が指揮を執っている。井上監督は名古屋市中区で松阪牛を扱う高級焼き肉店「樹一」をプロデュース。そのことを聞いたマラーは即座に反応した。「Really⁉ I have to go!(本当か⁉ 行かなければならない)」。さらに「もしかしたら割引してもらえるかな」と一瞬でテンションがぶち上がったが、少しだけ冷静になり「今日は割引してもらえるような投球内容ではなかった。次は頑張りたいと思います」とユーモアたっぷりに新たなモチベーションにしていた。

https://www.chunichi.co.jp/article/1023167
一球で、能力の高さを見せつけた。マラーが日本で初めて打者相手のマウンドに立った。その初球。直球が来るとわかっていたにもかかわらず、村松のバットが空を切った。「何を投げるか事前に言っている中で空振りを取れたのは良かった」と思わずニンマリ。村松、福永相手に計32球を投げ、直球でファウルを取ったり詰まらせたりする場面が目立った。
「全体的に良かった。球速も満足している。ただ、気持ちが入り過ぎてボール球が多かった」。直球の最速は153キロ。今キャンプでは1日のブルペンで高橋宏がマークした152キロが最速だったが、201センチ、113キロの超大型左腕があっさり超えていった。
一方で、本人が振り返る通りボール球が17球。カット、スイーパー、チェンジアップ、カーブと変化球も全球種を投じたが、見逃される場面が多かった。「投げ急がないように、というところ。そうすれば体もリラックスしてゾーンにいきやすくなる」
そんな期待の先発左腕は、初の日本でのキャンプにも適応している。「ご飯がおいしいし、雨が多いけど沖縄は景色がきれいで居心地がいい」。来日してからは焼き肉や和牛のステーキにハマっているという。「個人的には肉系が好き。米国時代もオフにはいつも2ポンド(約900グラム)くらいステーキやハンバーグを食べていました」
そんな肉好きのマラーにとって、最高の監督が指揮を執っている。井上監督は名古屋市中区で松阪牛を扱う高級焼き肉店「樹一」をプロデュース。そのことを聞いたマラーは即座に反応した。「Really⁉ I have to go!(本当か⁉ 行かなければならない)」。さらに「もしかしたら割引してもらえるかな」と一瞬でテンションがぶち上がったが、少しだけ冷静になり「今日は割引してもらえるような投球内容ではなかった。次は頑張りたいと思います」とユーモアたっぷりに新たなモチベーションにしていた。

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【中日・マラー、初打撃投手で魅せたMAX153キロの快球!】の続きを読む