◇1日 ウエスタン・リーグ 中日6―0くふうハヤテ(ナゴヤ)
昨年3月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)などを受けた中日の育成選手・石川翔投手(24)が実戦復帰。1イニングを投げて、2奪三振を含む三者凡退に抑えた。2年ぶりの実戦で直球は155キロをマークし、復活への大きな一歩を踏み出した。
登板の意味を知るファンからの温かい拍手を背に、背番号208が実戦のマウンドへ向かった。2022年9月20日以来となる2軍公式戦登板。「不安な気持ちもあったけど、無理やり押し殺しました。野球人生を賭けるぐらいの気持ちでマウンドに上がりました」。集中力は極限に高まっていた。
初球は148キロの直球でストライク。さらに2球続けて153キロを計測し、3球で空振り三振に仕留めた。続く打者は投ゴロに抑え、最後の打者には追い込んでから雄たけびを上げて直球。バットは空を切った。8球すべて直球。うち7球は150キロを超え、球団のトラックマンでは最速155キロを計測する圧巻の投球だった。
18年に栃木・青藍泰斗高からドラフト2位で中日に入団して、1年目のシーズン終盤にプロ初登板。期待が大きい反面、度重なるけがに悩まされた。昨年3月には右肘のトミー・ジョン手術を受け、「体の仕組みを勉強して一から自分の体と向き合おう」と一念発起。術前には91キロあった体重を5カ月で79キロまで落とし、「そこから体の土台をつくっていきました」。大きな出力を生む肩肘に負担がかからないようにバランスよく筋肉をつけていった。
「やってきたことを出せました。ただまだこれから。1回でもダメなら終わりという気持ちで投げていきます」。まずは支配下選手への復帰を目指し、登板を積み重ねていく。
https://www.chunichi.co.jp/article/907240
昨年3月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)などを受けた中日の育成選手・石川翔投手(24)が実戦復帰。1イニングを投げて、2奪三振を含む三者凡退に抑えた。2年ぶりの実戦で直球は155キロをマークし、復活への大きな一歩を踏み出した。
登板の意味を知るファンからの温かい拍手を背に、背番号208が実戦のマウンドへ向かった。2022年9月20日以来となる2軍公式戦登板。「不安な気持ちもあったけど、無理やり押し殺しました。野球人生を賭けるぐらいの気持ちでマウンドに上がりました」。集中力は極限に高まっていた。
初球は148キロの直球でストライク。さらに2球続けて153キロを計測し、3球で空振り三振に仕留めた。続く打者は投ゴロに抑え、最後の打者には追い込んでから雄たけびを上げて直球。バットは空を切った。8球すべて直球。うち7球は150キロを超え、球団のトラックマンでは最速155キロを計測する圧巻の投球だった。
18年に栃木・青藍泰斗高からドラフト2位で中日に入団して、1年目のシーズン終盤にプロ初登板。期待が大きい反面、度重なるけがに悩まされた。昨年3月には右肘のトミー・ジョン手術を受け、「体の仕組みを勉強して一から自分の体と向き合おう」と一念発起。術前には91キロあった体重を5カ月で79キロまで落とし、「そこから体の土台をつくっていきました」。大きな出力を生む肩肘に負担がかからないようにバランスよく筋肉をつけていった。
「やってきたことを出せました。ただまだこれから。1回でもダメなら終わりという気持ちで投げていきます」。まずは支配下選手への復帰を目指し、登板を積み重ねていく。
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【石川翔、トミー・ジョン手術後初登板!最速155キロの復活投球!!】の続きを読む