◇２４日　ウエスタン・リーグ　中日７―０オリックス（ナゴヤ）

　中日のオルランド・カリステ内野手（３２）が実戦復帰を果たした。「３番・指名打者」でスタメン出場し、２打数２安打。１軍にいた１４日のヤクルト戦（神宮）以来の打席で、快音を響かせた。

　１０日ぶりに実戦復帰したカリステが結果で回復ぶりを示した。まずは第１打席だった。３ボール１ストライクからオリックスの先発・佐藤の１４０キロ直球を中前にはじき返した。さらに、２回には、初球の１３９キロ直球を左前へ。「１打席目でしっかりとボールを見ることができたので、初球から振りにいくことができました」とマルチ安打を記録した。
　１４日のヤクルト戦で右脇腹を痛め、２軍合流となった。「１００％の状態でできるようにするために」と患部の違和感を取るため、無理をしないことを選択。「トレーナーの皆さんの支えもあって、しっかりと状態はよくなった」と問題なしをアピールした。
　井上２軍監督は「きょうは２打席と決めていた。明日豊橋に連れて行って守らせて、３、４打席と考えている。動きも問題なくいけるなら、来週の火曜日にもゴーサインを出すつもり。明日の内容次第で考えるけどね」と早ければ２７日の広島戦（バンテリン）からの１軍合流を示唆した。
　「（２軍で）試合に出るときは出て、１軍にいけと言われればいける。いつでも準備はできています」とカリステ。再昇格へ、もう少しだ。

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