沖縄県北谷町で行われている中日の春季キャンプ。堂上直倫1軍内野守備走塁コーチ(35)が、早出の守備練習で新人の辻本倫太郎内野手(仙台大)らにノックを浴びせ、声を張り上げる。「いいぞ。膝から入っていくんだ」。昨年現役を引退したばかりの新米コーチは、はつらつと指導している。

 2006年の高校生ドラフト1巡目で3球団競合の末、中日入り。愛知・愛工大名電高時代は強打者として知られたが、プロでは堅実な内野守備を武器に活躍。通算1012試合に出場し、476安打をマークした。

 昨季限りで引退し、このオフ。ナゴヤ球場の室内練習場には、ノックバットを手に黙々とネットへゴロを打つ堂上コーチの姿があった。現役時代から練習熱心だった同コーチは「ノックができなかったら駄目なので、当たり前。(キャンプへ向けて)最高の準備をしてきた」とさらりと語る。

 「まだ若いので」と、今キャンプでは自らノックを受けながら指導することも。連日、球場を引き揚げるのは夕方。「コーチも大変だなと思う」と話しつつ、「うまくなってほしい気持ちだけでやっている。みんな上手になっているのは分かるので、もっともっと頑張ってほしい」。

 中日の本拠地は人工芝だが、昨季の失策数79はリーグで3番目に多かった。堂上コーチは「確実にアウトを取って、投手に信頼される選手になってほしい」。自身が目指した理想の内野手を、今度は指導者として育てていく。


(出典:時事通信ニュース)
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