中日・高橋宏斗投手(21)が10日、異例の1泊2日・弾丸日程でブルペン入りを敢行した。マツダスタジアムでの試合前練習に1日だけのスポット参加。片道およそ530キロの名古屋―広島間の道のりを行き来した。ブルペンでは立浪和義監督(54)が見守る前での投球で上向きつつある状態をアピール。登板が予定される15日からの阪神3連戦(バンテリン)で結果を示す。
いないはずの高橋宏が足取り軽く、口滑らかにマツダスタジアムのベンチ裏からひょっこり姿を現した。帽子を頭に乗せるように浮かせてかぶり「きょうの8回です。アピールしにきました」。どういうことか。数秒おいて…。
「冗談ですよ」
自分で言った内容を、自分で笑い飛ばす宏斗劇場。チームメートも目を丸くしたスポット参戦の目的は、状態を確認したい首脳陣による措置だった。
右腕のスマートフォンが鳴ったのは、ナゴヤ球場に残って練習していた8日。大塚投手コーチからだった。「次戦登板まで間隔が空く。ブルペンに入るならこっち(広島)で投げないか」。高橋宏は「行きます!」と即答した。ちょうどアピールの機会をうかがっていたからだという。9日の練習後、新幹線に約2時間半揺られて広島へ到着。一夜明けてマツダスタジアムにやってきた。
キャッチボールを終えてブルペンへ。立浪監督も見つめる前で66球。指揮官から「もっと力を抜いてリリースのときだけ意識して」と助言を得た。「久しぶりにしっかり指に掛かった真っすぐがいった。これでもかと脱力したら、ボールはいきました」。大塚コーチも「すごくいい感じで投げてました」とお墨付きを与えた。
異例には異例がつきもの。次世代エースは練習以外の展開をちょっぴり期待していた。「開幕投手のお達しが、もしかしたらあるかな」。3月29日の開幕・ヤクルト戦(神宮)のマウンドを目指すと明言している背番号19。淡い期待は…。「残念ながら全くありませんでした」。いたずらっぽく笑った。
https://www.chunichi.co.jp/article/866356
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いないはずの高橋宏が足取り軽く、口滑らかにマツダスタジアムのベンチ裏からひょっこり姿を現した。帽子を頭に乗せるように浮かせてかぶり「きょうの8回です。アピールしにきました」。どういうことか。数秒おいて…。
「冗談ですよ」
自分で言った内容を、自分で笑い飛ばす宏斗劇場。チームメートも目を丸くしたスポット参戦の目的は、状態を確認したい首脳陣による措置だった。
右腕のスマートフォンが鳴ったのは、ナゴヤ球場に残って練習していた8日。大塚投手コーチからだった。「次戦登板まで間隔が空く。ブルペンに入るならこっち(広島)で投げないか」。高橋宏は「行きます!」と即答した。ちょうどアピールの機会をうかがっていたからだという。9日の練習後、新幹線に約2時間半揺られて広島へ到着。一夜明けてマツダスタジアムにやってきた。
キャッチボールを終えてブルペンへ。立浪監督も見つめる前で66球。指揮官から「もっと力を抜いてリリースのときだけ意識して」と助言を得た。「久しぶりにしっかり指に掛かった真っすぐがいった。これでもかと脱力したら、ボールはいきました」。大塚コーチも「すごくいい感じで投げてました」とお墨付きを与えた。
異例には異例がつきもの。次世代エースは練習以外の展開をちょっぴり期待していた。「開幕投手のお達しが、もしかしたらあるかな」。3月29日の開幕・ヤクルト戦(神宮)のマウンドを目指すと明言している背番号19。淡い期待は…。「残念ながら全くありませんでした」。いたずらっぽく笑った。
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